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    Title

    創造のためのアーカイヴ 文化芸術資源の活用による新たな表現

    Date

    2017.9.30(土)

    会場: 3F フィルムシアター

    昨秋、スポーツ・文化・ワールド・フォーラム文化会議分科会「創造のためのアーカイヴ」を当館で開催いたしました。ここでは、日本映画のデジタル復元及び公開を積極的に進めているアメリカのThe Film Foundationの代表マーティン・スコセッシ氏のビデオメッセージとともに、氏監修の4Kデジタル復元版『雨月物語』の一部上映・解説と各分野の専門家によるシンポジウムで、映像の“アーカイヴ”化に向けた議論を試みました。その第二弾として、今年はより具体的な問題について、映像だけでなくメディアアートの分野にも視点を広げ、専門家やアーティストを交えて“アーカイヴ”の現在・未来を考えます。



    ○観覧を希望の方は、以下のいずれかの方法でお申し込みください。

    1) WEB 京都文化博物館専用フォームより

    →申し込みフォームはこちら

    2) FAX 参加申込票にご記入いただき、FAX.075-222-0889 まで送信ください。
    →申し込み票はこちら
    3) 持参受付 参加申込票にご記入後、京都文化博物館本館1階受付までご持参ください。
    →申し込み票はこちら

    みなさまのご応募お待ちしております。

    9月30日(土)

    13:00~14:00(60分)

    基調講演「松竹映画をアーカイヴする:遺したいもの、伝えたいこと」

    講師 阿部勉(株式会社松竹映像センター代表取締役副社長)
    東北大学経済学部卒業後、松竹大船撮影所演出部に所属し、主に山田洋次監督のもと、「男はつらいよ」「学校」シリーズなどのチーフ助監督をつとめる。2000年「しあわせ家族計画」(ヒューストン国際映画祭ファミリーチルドレン部門金賞)を監督。以後、映画・TV・舞台の脚本・演出多数。2004年小津作品の修復過程を描いた「小津安二郎監督作品DVD化の軌跡」は、日本産業映画コンクール大賞を受賞し、高い評価を得た。現在(株)松竹映像センター代表取締役副社長。

    9月30日(土)

    14:00~15:20(80分)

    パネルディスカッション「メディアアートのアーカイヴ:記録・保存・修復の諸問題」(仮題)

    モデレーター

    ◼︎ 関口敦仁(美術作家/愛知県立芸術大学大学院教授)
    1958年東京生まれ。美術作家。愛知県立芸術大学大学院美術研究科教授(環境デザイン領域研究室)。東京藝術大学大学院修了。メディアアート作品《分離する身体》、《インタラクティブ・カオス》、《La Guerre—戦争—J.M.G.ル・クレジオより》や、絵画、インスタレーションの制作発表のほか、史跡のAR表示研究、洛中洛外図や作法芸術などのアーカイブ表示研究を進めている。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授、学長を経て、現職。

    パネリスト

    ◼︎ 岩井俊雄(メディアアーティスト/絵本作家)
    1962年愛知県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。大学時代に実験アニメーションの制作を始め、驚き盤やゾートロープといった映像装置に着想を得た作品《時間層II》で第17回現代日本美術展大賞を受賞。以降、国内外でコンピュータを使ったインタラクティブな作品を発表する。坂本龍一とのパフォーマンスでアルス・エレクトロニカ・フェスティバルのグランプリを受賞。ニンテンドーDS上で体験できるメディアアート作品「エレクトロプランクトン」、ヤマハと電子楽器「TENORI-ON」を共同開発した。近年は絵本制作の活動を行っており、最新作『そらの100かいだてのいえ』(偕成社)が今年8月に刊行された。

    ◼︎ 植松由佳(国立国際美術館主任研究員)
    香川県生まれ。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員を経て現職。現代美術を中心に国内外で展覧会を企画。主な企画展にヴォルフガング・ティルマンス、映像作品によるグループ展「夢か、現か、幻か」、やなぎみわ、ピピロッティ・リスト、草間彌生、ヤン・ファーブルなどの個展等がある。第54回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー。京都市立芸術大学非常勤講師。国立国際美術館におけるタイム・ベースド・メディアの保存修復に関わる。

    全体討議15:30~16:30(60分)

    基調講演者およびパネルディスカッションの登壇者による討議
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